基本

八卦とは?意味・由来|8つの意味と易学,日本の解説

八卦について解説
shinnosuke.visualmegane@ezweb.ne.jp

八卦とは?意味・由来について解説

「☰とか☵ってどう読むの?」「そもそも何に使うの?」
そんな疑問をゼロから解消!
本記事では、意味・由来・占い方・風水・日本での歴史まで、八卦(はっけ)のエッセンスを全部まとめて一気に理解できるように整理しました。
難しい漢文は抜きで、20代・占いビギナーでもスラスラ読める言葉だけを使っています。


1. 八卦の意味と超基本

1‑1 まず“線”を覚えよう

  • 陽線(――) … つながった一本線=太陽・動・拡大
  • 陰線(― ―) … 中央が切れた線=月・静・受容

この2種類を3本重ねるだけで、23=8通りの図形が完成します。これが八卦です。

1‑2 八卦の語源とコンセプト

中国語で「卦」は“かけら・ピース”の意。
八卦=8つの自然エネルギーのピースを指し、宇宙・自然・人間社会のすべてを8分類で観察するのが原点です。

1‑3 陰陽との関係

八卦は“陰陽ピクセルアート”のようなもの。
1本線=陽、切れ線=陰。
3段積みのうち陽が多いほど動・攻め型陰が多いほど守り・受容型とイメージすると覚えやすいです。


2. 由来と歴史──伏羲から易経、そして現代へ

時代 トピック キーパーソン
約5000年前 伏羲が八卦(先天図)を考案 伏羲
殷周時代 周の文王が後天八卦を配置、易経の骨格完成 文王
前漢~宋 「説卦伝」などで哲学・占い理論が深化 孔子伝承
奈良~平安 日本へ伝来、陰陽道で国家儀式や占いに活用 安倍晴明ほか
明治~昭和 風水・気学と融合し大衆化 園田真次郎ほか
令和 オンライン占い・開運インテリアで再ブーム

3. 八卦8種の性質早見表(暗記はここだけでOK)

読み 線パターン 象徴(自然/人) キーワード
乾(けん) 陽陽陽 天・父 創造/リーダー/上昇
兌(だ) 陽陽陰 沢・少女 喜び/社交/楽しみ
離(り) 陽陰陽 火・中女 情熱/知性/発信
震(しん) 陽陰陰 雷・長男 スタート/突破/刺激
巽(そん) 陰陽陽 風・長女 浸透/柔軟/計画
坎(かん) 陰陽陰 水・中男 洞察/学び/慎重
艮(ごん) 陰陰陽 山・少年 停止/蓄積/守り
坤(こん) 陰陰陰 地・母 受容/育成/安定

4. 先天八卦と後天八卦──“設計図”と“実践マップ”

4‑1 先天八卦=宇宙の青写真

伏羲図とも呼ばれ、天(乾)を北に置いた抽象的モデル。
「万物が生まれる前の理想配置」とされ、気功や瞑想のイメージワークにも使われます。

4‑2 後天八卦=方位&季節に使う実戦型

文王図とも呼ばれ、東=震(春/朝6‑9時)、南=離(夏/昼12‑15時)など、方角・時間帯・季節を対応させたコンパス型。
九星気学の「後天位」はこの図がベース。
旅行の吉方位取りや風水インテリアでは必ず参照されます。


5. 八卦×九星対応表──自分の“卦キャラ”を知って伸ばす

九星 五行 八卦 象徴 伸びしろヒント
一白水星 ☵ 坎 深海・洞察 火の要素で行動力UP
二黒土星 ☷ 坤 大地・母性 木でチャレンジ力UP
三碧木星 ☳ 震 雷・衝撃 金で整理力UP
四緑木星 ☴ 巽 風・調和 乾でリーダーシップUP
五黄土星 中心 太極 周囲8卦を整え全体調和
六白金星 ☰ 乾 天・創造 坎で柔軟性UP
七赤金星 ☱ 兌 沢・喜び 艮で継続力UP
八白土星 ☶ 艮 山・蓄積 離で発信力UP
九紫火星 ☲ 離 火・光 坤で受容力UP

6. 八卦占いのやり方──コイン3枚で六十四卦

6‑1 準備

  1. コイン3枚(表=陽、裏=陰)を用意
  2. 聞きたいテーマを心で唱える(例:転職はうまくいく?)

6‑2 手順

  1. コインを6回投げる(1回=下の爻、6回目=最上爻)
  2. 表3=陽(――)、裏3=陰(― ―)、混ざれば陽変 or 陰変
  3. 下3本=下卦、上3本=上卦六十四卦が決定
  4. 易経の辞を引き、象徴メッセージを読み解く

6‑3 超ざっくり読み方例

  • 沢山咸(たくざんかん)=恋愛運◎/感性が通じ合う
  • 水火既済(すいかきせい)=ゴール目前/油断禁物
  • 雷水解(らいすいかい)=問題が解ける/転換期

※深読みしたい人は、爻が変わる“変卦”もチェック。


7. 風水×八卦──方位・カラー・形で運を呼ぶ

方位 八卦 ラッキーカラー/素材 開運テーマ
北西 ☰ 乾 白・金属 成功・リーダー運
西 ☱ 兌 パステル・ガラス 恋愛・金運
☲ 離 赤・ライト 人気・発信力
☳ 震 緑・木製 成長・仕事始め
南東 ☴ 巽 ラベンダー・布 人間関係・アイデア
☵ 坎 黒・水槽 学び・貯蓄
北東 ☶ 艮 クリスタル・陶器 貯蓄・受験
南西 ☷ 坤 黄・土器 家庭・安定

悩み別に該当方位へ色や素材を配置すれば、気の流れがスムーズに。
例)プレゼン力UP→机の南側に赤いデスクライト(離)


8. 日本での八卦──歴史と現代活用

8‑1 平安〜江戸:陰陽道とお祓い

陰陽寮では、方違え(かたたがえ)や鬼門除けに八卦羅盤を使用。
江戸時代には町民の間でも日取り選びに活用され、「八卦見(はっけみ)」という占い師が人気に。

8‑2 明治〜昭和:気学と風水へ融合

園田真次郎が気学を体系化。
九星・方位・八卦を合わせた実践占いが広まり、引っ越しの吉方位取りが大衆化しました。

8‑3 令和:オンライン×セルフ開運ツール

スマホで六十四卦が一瞬で出せるアプリや、八卦×インテリア講座が人気。
「色×方位×行動」をライフハック的に取り入れる若い世代も増えています。


9. Q&Aでさらにクリアに(抜粋)

Q1:八卦を全部覚えられません…
A:乾「天」、坤「地」をまず覚え、残り6卦は“風火雷水山沢”の自然カードで連想するとスムーズ。
Q2:五黄土星はどの八卦?
A:五黄は中心=太極扱いで8卦には属しません。周囲8エネルギーを調和させる役目です。
Q3:64卦占いは難しい?
A:コイン6回投げ→ネットで「○○卦 意味」検索でもOK。大切なのは結果を“行動ヒント”に落とし込むこと。

※全15問のフルQ&Aは記事末尾PDFで無料DLできます。


10. まとめ|八卦は“3本線の羅針盤”

たった3本の線で、天・地・風・雷・火・水・山・沢を表し、
さらに方位・季節・時間・感情・運勢を読み解く――
それが八卦です。

まずは「自分の九星=どの卦?」をチェック。
次に 欠けている卦の色や方位を生活にプラス。
最後に コイン占いでタイミングを測る。

この3ステップだけでも、あなたの毎日はぐっと整い、チャンスの波に乗りやすくなります。

次のステップ:方位の真髄で“動く開運”!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。八卦の追い風で、あなたの未来がさらに輝きますように!

ABOUT ME
記事URLをコピーしました